2022年12月に、自殺によりこの世を去った、元女優の千葉美裸さん(享年36)。彼女は生前、「他の被害女性の力になれば」と語り、映画業界の改善を求めて「性被害」の告発を行っていた。
映画界の性加害を告発し、自ら命を絶った千葉美裸さんが遺した「助けて」のSOSメッセージが今も残る。彼女の死の背後には、暴力の影が潜んでいた。信頼していた恋人からの暴力被害を訴えた彼女の悲劇は、ただの個人の問題ではなく、業界全体に響く警鐘だ。
千葉さんが亡くなる前日まで、本人から相談を受けていたユリ子さん(仮名)という人物がいる。このユリ子さんは、千葉さんの交際相手・A氏の元妻だった。集中連載第3回をお届けしよう。
兵庫県の斎藤元彦知事は、「内部告発」問題に続き、「公職選挙法違反」の疑惑が持ち上がっている。昨年10月の兵庫県知事選での当選に寄与したのはSNS展開だが、それを「運用」し「監修者」を務めていた兵庫県西宮市の株式会社merchu(折田楓社長)に強制捜査 ...
その変化を象徴するのが、浅草で目にする観光サービスや施設である。それらは日本文化を手軽に楽しめる場として大きな人気を集める一方で、浅草らしさを薄め、街全体を混沌とした「日本文化の凝縮地」に変えてしまっている。
作家の町田哲也さんは2022年の正月、実家に家族で集まっているときに家が傾いていることに気づいた。築34年の大きな家に多くの修繕が必要だった。しかも76歳の母がひとりで暮らしている。母の終活を考えなくては。それにはまず「どこにどう暮らすか」家を考えね ...
神武天皇、教育勅語、万世一系、八紘一宇……。私たち日本人は、「戦前の日本」をどこまでちゃんと理解できているでしょうか? 右派は「美しい国」だと誇り、左派は「暗黒の時代」として恐れる。さまざまな見方がされる「戦前日本」の本当の姿を理解することは、日本人 ...
三世代同居がまだ当たり前だった1970年代、国は老人介護を同居家族に担わせることを「福祉の含み資産」として、明らかに意図的に、嫁たちの無償労働に期待していたといいます。当時、200万部の大ベストセラーとなった『恍惚の人』を発端に、「家族による介護」観 ...
コロナ禍以降、生活スタイルの変化に伴って夫婦の時間が増えた結果、熟年離婚が相次いでいる。離婚の原因を紐解いてみると、夫婦関係のほんのささいな不満に根ざしていることも少なくない。本連載では、離婚カウンセラーとしてこれまで約4万件もの離婚相談を受けてきた ...
80年代~90年代にかけて「最強軍団」と称された、黄金時代の西武ライオンズ。その礎を築いたのは広岡達朗氏の指導は非常に厳しいものだったが、「広岡野球」の原点はあのドジャースにあるという。当時まだ駆け出しだった名捕手・伊東勤氏が語る。
高齢者の人口ボリュームは大きく、個々の冷え込みが積み上がると大きな額となる。総務省の人口推計によれば、2020年時点の高齢者数は3607万人を超え、高齢化率は世界最高の28.7%だ。分母を20歳以上として計算し直すと34.4%になる。